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桜井知美さん
木曽福島町役場で現在は観光の仕事にたずさわっていらっしゃいます、観光地の窓口として、お客様からの問い合わせや、PRにと毎日忙しく働いていらっしゃいます。
お弁当は、扱いも簡単で使いやすい一段のお弁当を、ということで「木曽ひのき小判弁当」をお使いいただいております。
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木曽ひのき小判弁当の良さは、なんといってもそのシンプルで飽きのこない形ではないでしょうか。毎日使うものだから、使いやすく肩肘はらずに使っていただける、手にした時にホッとした安心を感じていただける・・・そんな”普通の良さ”みたいなものが小判弁当にはあると思います。
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店主「お使いいただいてどうですか?」
桜井さん「とっても使いやすいです、丸みがあるのでかわいらしいし」
店主「木を薄く挽いて曲げる”曲げ物(まげもの)”というのは、かなり古くからあるそうです、それだけ人が手にしたときに使いやすいということなんだと思いますよ」
桜井さん「そうですね、それからよく考えれれているなぁと思ったのが、深さですね、深すぎず浅すぎず、りんごなんかも丁度いい大きさのものが収まってくれます」
店主「それも長い間の経験で作られてきたものだと思います」
桜井さん「人の手にあわせて道具が作られてきたってことでしょうか、手にしていると、とても体にやさしい感じがします」
店主「スリ漆なので扱いも神経質にならずにすみますしね」
桜井さん「このお弁当にしてからお昼ご飯が待ち遠しくなりました、忙しくても食べることを大切にしたいと思います」 |
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撮影した場所は江戸時代の、木曽の代官の屋敷です。観光スポットとして公開されています、建物は質素ですが重厚な趣があります、静かなたたずまいはどこか、ひのきの小判弁当のシンプルさに通じるものが・・・時間の流れに洗練されていく、そんな漆器を作っていきたいと思います。 |