木曽ひのきは日本の代表的な建物に使われ貴重な森林資源として古くから保護されてきました・・・
木曽に生まれ育った店主が、少し誇らしげに木曽ひのきの原生林をご紹介致します(^。^)

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木曽ひのき


ひのきには殺菌・空気の浄化などのすぐれた効果がありますまた、クルイが少なく木の肌が細やかで美しいことから木の王様とよばれ漆器や木工品に、高級な一級素材として古くから使われてきました


木曽ひのき葉






「森林鉄道」
木曽ひのきなどの森林資源を運ぶために、実際に大正5年〜昭和50年まで使われていた森林鉄道です・・・現在は観光用に2kmほどの距離を運行しています


木曽ひのき幹
木曽ひのき樹皮
赤みがかった厚い樹皮が木肌を守ります・・・側に近づくといい香りが

森林浴発祥の地
「赤沢自然休養林」
赤沢美林
国道19号線から車で20分「赤沢自然休養林」へ足を踏み入れると爽やかな清流が迎えてくれます。澄み切った水が木曽ひのきを育て、また樹齢300年の木々が清流を育みます絶えることのない自然の
営みです・・・。
赤沢美林入り口


「赤沢自然休養林」・・・
明治22年ー帝部林野局御用林
明治39年ー神宮備林設置
昭和44年ー全国初自然休養林指定
昭和57年ー森林浴大会開催(森林浴ブームのきっかけとなる)




木曽ひのき林原生林の中に入っていくと静かさと柔らかな光に包まれます、木曽ひのきの成分フィトンチッドがシャワーのように降りそそぎ不思議なほど落ち着いた気分になります


では、なぜ木曽谷に良質なひのきが育ってきたのでしょうか・・・?

木曽ひのき大きさ左の写真をご覧下さい。店主の両手の中にすっぽりと収まる程度の細い木曽ひのきです(植樹したもの)この大きさでどの位の樹齢だと思いますか・・・?


答えはな・な・なんと80年だそうです・・・こんなに細いのに80歳・・・(@_@)それだけゆっくりジックリと木曽ひのきは成長するものだそうです
ジックリ年輪を重ねるため、きめ細やかでクルイの少ない木曽ひのきが育っていくわけですネ


木曽谷は冬の寒さの厳しいところです山の中ではマイナス10℃〜20℃になることもしばしば、その厳しい自然がゆっくりと木曽ひのきを育てます、更にさらに険しい山々が多くの雨を降らせ永い年月をかけ大木に育てるわけです。

右の写真店主の私がどこにいるかお分かりでしょうか?
セミのように抱きついた木は樹齢300年の木曽ひのきです   体を張った店主

樹齢300年を超える木曽ひのきの森に圧倒された感じの店主ですが・・・更にこの後信じられない衝撃の光景が我々取材班(といっても私&妻)の前に!!

木曽ひのき根
これが衝撃写真だっ!→→→
エッただのオヤジが森に立っているだけですって・・・(-_-メ)・・・それではもっと詳しくつまびらかに(同じことだって)下の写真をご覧下さい
        
これが衝撃写真「走り根」です、つまり地上に張り出した木曽ひのきの根、このあふれる生命力を見てください!


通常目にすることのない根も、こんなにしっかり地中に張られているものなのです・・・大水などの災害時にもこの根があることによって、土砂崩れにならないそうです・・・ひのきパワーは見えないところで大地と繋がり支えているのですネ・・・すっすごいっ!(*_*)
木曽ひのき置き場【取材まとめ・店主の感想】
木曽ひのきは偉大ですm(__)m
木曽に生まれ育ち四十数年、木曽ひのきの森にご挨拶をしておりませんでした・・・うるしドットコムよし彦が漆器屋を家業として始めて140年が経ちますが、そのずっと前からこの世の役に立ってきた木曽ひのき、大自然から分け与えてもらっている気持ちになりました、感謝の気持ちを忘れないように致します。